オーガ併用圧入工法
オーガ併用圧入工法の特徴
1.無騒音・無振動で早く、安全度を高く施工可能。
・ただし、エンジン音=本体、発電機、コンプレッサー、ウェルダー、バックホウ、鋼材吊り込み時、等の金属音は発生します。
・油圧及び、ワイヤーによる圧入を併用するので施工が早い。
2.地層の適合範囲が広い。(砂・砂礫・土丹・泥岩・地盤改良など)
・施工地盤の強度はN=100以上でも可能です。
(硬い地盤の場合は、ロックオーガ先行削孔にて可能です。)
3.鋼矢板・H鋼の損傷が少ない。
・ただし、吊り込み用のガス穴、セッティング用の金具溶接、共下がり防止溶接などがあります。
・ケーシングを使用するので鋼矢板のねじれが生じない。
・鋼矢板のセクションに損耗が有る物は外れる場合があります。
4.施工において垂直性が良く任意の位置から施工できる。
・施工機の角度計及び水平機等により管理。
5.スクリュー先端よりモルタル注入をする事ができる。
→ オーガ併用根固め工法
6.施工可能鋼材は下記の通りです。
・鋼矢板・・・・・・・SP?型・SP?型・SP?型・
SP?L型・SP?L型 (HAS工法)
・広幅鋼矢板・・・SP?w型・SP?w型・
SP?w型 (HAS工法)
・H型鋼・・・・・・・H250〜400 (HAS工法)
・H型鋼・・・・・・・H200〜400 (プレボーリング工法)
7.既設建物に接近して施工することも可能です。
(鋼材別の壁際からの寸法は以下の通りです。)
・SP?型 ・・・450mm
・SP?型 ・・・500mm
・SP?型 ・・・550mm
・SP?L型・・・600mm
・SP?L型・・・650mm
・SP?w型・・・500mm
・SP?w型・・・550mm
・SP?w型・・・600mm
・H形鋼は、現場状況・施工工法により異なります。
※角地に関しては現場の作業状況等により異なります
8.油圧チャックを使用するので施工途中で引き抜く(上下動)事が出来る為、トラブル処理が容易にできます。
9.施工可能パイル長は、26.5mです。
9.施工可能パイル長は、26.5mです。
(自社での実績のある長さは、25.5mです。)
オーガ併用圧入根固め工法
オーガ併用根固め工法の概要とは、スクリュー先端よりセメントミルク等を注入し、地盤の復元を求める事が出来ます。
掘削により撹乱された地盤を従来通り、又は、それ以上の強度を得る方法として、矢板を圧入した後、ケーシング及び、スクリューを逆転し、排土を埋め戻しながらスクリュー先端よりセメントミルク等を注入して強固な地盤を再現します。
その結果として矢板の移動や、ヒービング(根を持っていかれる)・パイピング(水が上がってくる)を抑え、止水効果も十分に期待出来ます。